太陽光発電

 P社から太陽光発電に関してシミュレーションしてみないかとの電話があった。機関銃の様に立て続けに話すオペレーターであったが、折しもテレビでは九州の地震のニュースが1日の報道番組の大半を占める時である。蓄電池がついていることが売りのようであるが、屋根にパネルでも取りつけて地震でも来よう物なら、いくら2階に寝ていても危険そうである。ネット情報によると、パネルの重さは瓦などよりはるかに軽量で、その重さ故に地震の被害が大きくはならないとの事である。でも、素人考えではここ最近の強風などに対する強度を確保するためには、それ相応の土台を用意しなければならないし、それを固定するには建屋の丈夫な建材にネジ止めしなければならないだろうし、それが屋根上でゆさゆさしたら、瓦の重さ以上の負荷がかかるような気がする。又、最近の情報で、太陽光パネルが災害で損傷した場合は、ちゃんと手袋ををはめて、ケーブルは外すか切断して、パネルにはシートをかけろと記載されている。素人が扱うにはあまり安全な物ではなさそうだ。かといって、災害時には業者がすぐに駆けつけてくれるとは考えにくい。
 『電話してくる時期が悪いね。』なんて応答したら、『あの地震は地盤が悪い地方で、何度も高震度の地震が繰り返し生じたものだから、被害が大きくなったのだ』と説明してきた。この発言を聞いて仰天した。
 東京に住んでいて、地盤がしっかりしていると思ったことは一度もないし、まさしく首都直下型がいつ来るか心配しているのである。『地震の事を心配していたら何も出来ない』とも仰せになり、まあ人の考え方というのは様々だと思った。でも、この時期に太陽光パネルを考えてみろというのも、何とも時期を逸したセールスではないかと思った。もっとも、蓄電池は役に立つ、パネルはオプションだと言うなら少しは説得力がある。でも、大きな地震の時は蓄電池自体も損傷し、発火でもしないか心配である。一時期新型旅客機で新型バッテリーが発火して大惨事になりかけたことがあった。趣味でやっている電動のラジコンヘリ(ドローンではない)が墜落したときに、ローターでバッテリーに亀裂が入り煙が出たことがある。携帯電話でも、昔の出来の悪いバッテリーは平気で膨らんだことがあるし、リチウムイオンは侮れない。まあ、太陽光発電の蓄電池がどんな物かは知らないが、停電するような大きな地震災害の時のバックアップには役に立たないと思っている。
 5年前の東北地方の大地震の後に発電機を用意したことがあった。ガソリンで発電するもので、金属製のタンクまで買って停電に備えた事があった。確か、物置にまだあるはずである。一度試運転はしてみたことがあるが、今でも稼動するかどうかはあやしい。自動車が立派な自家発電装置であり、ガソリンタンクまで備えているし、発電機などは不要であるというのは後になって気付いた。
 地震の報道に接しながら、全国民が今のうちにじっくりと自分の身の回りの状態を確認し、いざという時に備えておく事が、被災地を支援すると同時に必要なことだと思っている。
 

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