コミュニケーション(LINE編)


 最近、家内の方から「LINEで家族の部屋を作ったからちゃんと見ろ」との指令が来た。前からメールでのやり取りは慣れているし、メールであれば忙しいときは後で返事が出せるし、それはそれであまり不便は感じていなかった。しかも、行動範囲(もっぱら自宅とクリニックであるが)の要所要所にはスマホやタブレットを配置してあるし、メールのチェック位はほとんど日常生活の一行動になっている。おそらくメールをチェックしている頻度は日に100回まではいかないにしても数十回には及ぶと思う。メールもいくつかのアドレス(個人的なものやクリニック用のもの等)宛てに届いたものをまとめてあるので、商品の新発売とかバージョンアップとか、あまり重要でないものも含めて100通くらいは届いている。もちろん医師会関連やクリニックあてに届いた重要度の高いメールも含まれるので、必ずチェックだけはしている。(まあ多くは内容を見ることもなく開封済みにしているが)
 そこで、例の家内からの「LINE指令」であるが、一度夫婦だけで実家の方に帰省した時に利用したことがある。ちょうどお盆休みでもあり、広島の私と家内、長野の娘、東京の息子とのLINE合戦?となったわけであるが、私が「やっとホテルのWiFiにつながった」とメッセージを送っている間に、家内と娘と息子は各々3往復位のやり取りをしているのである。しかもクマやウサギのような動物が、謝ったり笑ったり泣いたりしたのが並んで、私の書き込み等はすぐに見えなくなってしまうのである。返事を入力している間に話題はすでに違うものになっていたり、とてもそのスピードについていけない。動物は簡単に送れることを習って、入力しようとしたが候補がいっぱい出てきてちょうどあったものを探すのに手間取ってしまう。結局、ひと区切りついて皆が「おやすみ」(クマやウサギが寝るのであるが)を言うまでに、私は2回しか会話に参加できなかった。


 世の中のスピードというかコミュニケーションはこれほどまでに変化してきているのであろうか。メールを送る時にも文章を何度か読み直して、相手に言外のニュアンスがうまく伝わるようにしてきたつもりであるが、世の中はすでに要点だけ伝わればそこに誤字・脱字があろうがなかろうが関係ない時代になってきているのかもしれない。もちろん行間からこちらの真意をくみ取ってもらうことなどは期待してはいけないのだろう。
 スマホの話になるが、2年前に機種変更してそろそろ分割払いが終わるころである。その間に家族は着々と新しい機種(リンゴマークのもの)に変更して、android端末を使っているのは私一人である。これは、要所要所に配置してあるタブレット等と連携をするためであったが、すでに時代は行動範囲が狭い人でもスマホを常に肌身離さずにいるのが当たり前になっているようである。そして、LINEでクマやウサギでやり取りをするのが常識になっているのかもしれない。

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