夏日・真夏日
『今日は暑かったなぁ。明日はもっと暑いの?』なんて愚痴りながら診察時のユニフォームを考えているのだが、クリニック内はエアコンを効かせているので年中同じ服装でもいいようなものだが、寒い間はヒートテックの長袖タートルにスクラブ、それでも寒ければ白衣を重ねて過ごしてきたが、家内から『それってもうおかしいから止めて。』という指令が来た。
昔は白いズボンとケーシースタイルの白衣、それに寒さに応じてロングコートの白衣を重ねていたのだが、だんだん着替えさせられる頻度が多くなるにつれて、『ベースはスクラブでいいじゃん。これでも外科なんだから。』と思うようになり、今のスタイルが確立した。一番下はユニクロのエアリズムのランニング(今はタンクトップというらしい)、少し前までその上にヒートテックのタートル、そしてスクラブ。
クリニックの待合室と受付には天井据え付けの大きなエアコンがつけてあり、これもコロナの時の感染対策の給付金(少し足が出たが)で取り替えた。職員からエアコンの効きが悪いという苦情が出て交換に踏み切ったわけだが、心配なのは自分がだんだん温度変化に敏感でなくなっていることである。診療に集中していて気付かないということもあるのだろうが、看護師が部屋に入ってきて、『先生、この部屋ちょっと暑い様ですからからエアコンの温度下げますね。』とか言ってくる。『そうねぇ、そうして。』なんて言いながら、お任せである。看護師は院内をそこら中移動しているから温度変化に対して敏感なのかもしれない。
ここ2日間、5月というのに真夏日となり、『最近日本中で地震が多いけど、気候も変だね。』と話している。住まいの方の室温も昼間の2階の温度と1階の温度差が大きい。もちろん夏の2階はエアコンつけっぱなしとなるのだが、ついこの前オイルヒーターを片づけたばかりなのに、もうクーラーつけっぱなしになっている。夜中にエアコンがついていると、『このままいくと、朝には体調を崩すな。』と思いながら、寝ている間に朝にはエアコンは止まっている。家内がタイマーを設定しているのだろう。
年齢とともに、暑さ寒さに弱くなるのだろうと思っていたが、反面暑さ寒さの変化に敏感でなくなっている自分にも怖い。そろそろ熱中症に関して患者さんに話しているが、まだ余り真剣には考えてもらえていないようである。『温湿度計くらいは各部屋に置いておこうね。』と言っている。もちろんクリニックには各部屋に2台位ずつ、趣味の温湿度計が壁につけてある。あまり看護師から苦情は出ないから、役に立っているかどうかは知らないが、邪魔なものでもないらしい。